『チェリスト、青木十良』

大原哲夫 著

 

青木十良(あおきじゅうろう)、

96歳、音楽に己を問う。

激動の時代を生き、

バッハの名録音を残した

ひとりのチェリストの物語。

 

 

自分が何を求めているんだろうと、

それが「エレガンス」なんだと、

最近になってやっと発見しました。

「エレガンス」ということばの根底にあるのは、「自尊」です。

そう、日本語の「気品」「品格」にも通じるものだと思います。

自分を信じ、他の人を尊ぶ。

それが全身にみなぎって表現できたときは、

100パーセントよい音楽をやったと思いますね。

(本文より、青木十良のことば)

 

 

初版 2011年7月12日

著者 大原哲夫

発行 飛鳥新社

印刷 大日本印刷

定価 本体2200円+税

装幀 芦澤泰偉

装画 大原哲夫作 造形作品「指揮者の想い出」

  (油彩、メープル材、音響機器 59.2×42.3cm)の部分使用